こんにちは!
今日は素敵な夜の体験を皆さんにお伝えします。
6月16日の夜、大知波にある「おちばの里親水公園」
2013第1回ホタル観察会 に参加しました。

午後7時、まだ明るさの残る親水公園の管理棟の前には
プロジェクタースクリーンと椅子が並び、
フロンティア倶楽部の皆さんが 迎えて下さいました。
今日のように湿気が多くて風が無い日は絶好のホタル観察日和だという、
水生動物の生態に詳しく、自然観察指導員でもある
片山愛司さんにお話を伺いました。
・ここのホタルの特徴は珍しいことに、
ゲンジボタルとヘイケボタルが、一緒に観察できる。
・もともと今川上流には居たゲンジボタル。
環境が整備さたために近隣の田んぼや沼から
ヘイケボタルが飛んできて ここを好んでホタルが居ついた。
・ このおちばの里親水公園では“養殖”はしないが、
ホタルの生息環境を整えてやることで
少しずつホタルが増えてきた。
・ 公園内は安全に歩けるし、 手にとってホタルを見る事ができるの
が ここの魅力。 ・・・・・とのことでした。

片山さん(向かって左端)と、フロンティア倶楽部の皆さん。
他にも駐車場ではスタッフが誘導して下さいました。
暗くなるのがとても楽しみです♪

公園内を流れる ホタルのための小川。 護岸が整備された今川の上流部
場所によっては川の縁まで下りられます。
午後7時半、辺りがうす闇に包まれる頃
スライドを使って、
ホタル観察に役立つ小さな説明会が始まりました。
ゲンジボタルとヘイケボタル、オスとメスの違いも
この時に詳しく教えていただけます。

約15分の説明が終わる頃には すっかり暗くなりました。
さて、いよいよ観察の始まり♪
居た、居ました!あそこにも!
「上流の方に ゲンジボタルが出ていますよ」
「橋の下は 暗いので特によく光って見えますよ」
フロンティア倶楽部の方々が 時々 声をかけて下さいます。
持っていたうちわを差し出したら、スッと光がこぼれ落ちて
私の指にとまりました! 感動~!
「これは発光器が二つあるから オス」
と言う子どもの声がします、説明会の効果ですねー。
説明会では、ホタルに関する知識もさることながら、
フロンティア倶楽部と、今川こども自然クラブの皆さんが
どのようにこの親水公園の環境保全に取り組んできたか、
・・・そういうお話を聞くと
「このホタル、来年はもっと増えて欲しいから、
採ったりしないで大切にしよう」という気になります。
片山さんをはじめ、フロンティア倶楽部の方々が目指すもの、
『こうした観察会開催や、一緒に守っていくことで
子ども達への環境教育の手助けになれば』
と言う思いが伝わってきました。
来週 22日(土)にもこのホタル観察会がありますので
おちばの里親水公園に足を運んでみてください。
説明会つきのホタルの鑑賞会というのは、珍しいそうですョ♪
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視界をスイっと横切る光、草むらに点滅する光
「光の乱舞」とまではいきませんが、
いろいろ説明を聞いたおかげで
一つ一つのホタルの光を とてもいとおしく感じ、
小さな光に充分癒される体験ができました。
皆さんも 是非どうぞ。
【訪問日:2013年6月16日】